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医用電子工学研究室


生活に密着したテーマを電子工学的アプローチで探求

スマートホンなどに非接触で給電する技術に裁縫技術を応用したり、会話や音楽を立体的に録音再生する技術、ディジタルオーディオにおける信号の歪みに関する研究、人の声や騒音などの統計的性質を解析する研究など、生活に関わるテーマについて、新しい電子工学的アプローチで研究を展開しています。

非接触電力伝送技術に関する研究

金属端子への接続を行わずスマートホンなどを置くだけで充電する非接触電力伝送技術が実用化されています。医用電子工学研究室では、この非接触電力伝送に日本で始めて裁縫技術を応用した研究を行っています。これにより、手袋に送電コイルを縫い付け、持っただけでスマートホンに充電を行うことができる、ペースメーカなど体内植え込み機器へシャツを着ただけで充電できるなどの応用が可能です。

立体音響技術に関する研究

現在、映画などで立体音響技術が実用化されています。立体音響情報を録音再生するには、従来、比較的大規模な装置が必要でした。医用電子工学研究室では手のひらサイズの収音デバイスと信号処理により、空間の立体音響情報を録音し、それを再生する技術に関する研究を行っています。

パノラミックサウンドで聞く音のある風景

ディジタルオーディオに関する研究

ディジタルオーディオにおいて、ディジタル伝送に発生する歪みで音が劣化すると言われています。この歪みは主に時間揺らぎに由来します。ディジタルオーディオにおける時間揺らぎによる歪みに関し、医用電子工学研究室では、独自にソフトウェアシミュレータを開発し、この歪みによる音質変化を研究しています。

音響信号の統計的性質に関する研究

音声分離など機械学習などの分野では、音響信号の統計的性質を仮定したり、その性質を使ったりする技術があります。特に、その信号がどのような確率分布をしているかを知ることは重要とされていますが、その推定は容易ではありません。医用電子工学研究室では、信号の確立分布を規格化モーメントという量を用いて容易に推定する方法を提案し、それを使用した信号解析に関する研究を行っています。

「感性」に関する脳科学的・心理学的・工学的研究(武田客員教授 担当)

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