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医用工学科紹介

主任からのメッセージ

医用工学科では,電気電子工学と機械工学を基盤とした工学分野と医学分野の両方の知識をバランスよく学び,人の生命と健康,福祉に関する技術を研究・開発する能力を養うことを目標としています。

携帯端末機器やパソコンなどの身近な機器,家電製品,自動車など,様々な機器開発が行われている現在,人とのインターフェースが重要となってきています。さらには,少子高齢化社会を迎えている日本では,全ての人のADL(日常生活動作)およびQOL(生活の質)の向上,在宅医療,予防医学による健康増進など,多くの解決すべき技術的課題があります。

これらの課題を解決するためには,工学分野の知識だけでなく,医学分野の知識が必要となります。本学科の医用工学を対象とする分野においては,技術的にも理論的にも未解決な部分が多く存在しており,実験や治験を通して革新的な技術開発を行う必要があります。

そのため,医用工学科では実験・実習を中心とした教育を重視しています。機械工学と電気電子工学の工学分野の実習に加え,生理学実習,臨床機器実習,解剖実習や病院実習の医学分野の実習は,医用工学科だけの独自の取組みとなっています。

高齢化社会を迎える日本で必要となる「人を中心とした社会」の構築には,社会で幅広く活躍できる技術を担える人材の育成が必要となります。医用工学科での学びは,このような人材の育成を目的としています。

医用工学科
主任教授 和多田 雅哉

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